10/20に発売された「スーパーマリオブラザーズ・ワンダー」。11年ぶりに出る横スクロール2Dアクションのマリオのゲームだ。
横スクロールのマリオは、「スーパーマリオメーカー」によってユーザーが好きにコースを作れるようになったため、もうネタが尽きてしまって新規タイトルは出ないのでは……と思われていたが、無事に発売された。
すべてのコースを完全にクリアしたが、どのコースも「マリオメーカー」ではできなかったことを実現しており、好きなコースを自由に作って遊べる「マリオメーカー」の下位互換にはなっていない。実によくできたゲームだと感じた。
今日はその「スーパーマリオブラザーズ・ワンダー」の感想について語っていこうとおもう。
総合評価について
面白かった!かなりおすすめ出来るゲーム!
はじめにも述べたが、2Dのマリオは、「マリオメーカー」の登場によって、ネタが尽きてしまったのではないか?と思っていたので、それをいい意味で裏切ってくれていて良かった。
また、これまでの2Dのマリオは似通ったコースが多くて、飽きやすい、という欠点を抱えていたが、今作では各コースに明確なコンセプトが定められているので、どのコースも新鮮な気持ちで遊ぶことが出来た。
今作の目玉要素である、「ワンダーフラワー」の取得によるコースや仕掛けの変化によって、予想外の出来事が起こるのもそうだが、そもそも今作は敵キャラクターの種類が多く、1コースに1体新規敵キャラクターを登場させる、くらいの頻度で新しい敵が登場する(バッジチャレンジとかちょっと一息とか終盤とかは除いて)。
総じて、過去のマリオの欠点を克服した上で、既存の作品では出来なかったことにこだわって制作された作品であり、万人におすすめ出来る良ゲー、と評価している。
クリア時間について
「スーパーマリオブラザーズ・ワンダー」のぼくのプレイ時間はおよそ20時間。これは、すべてのやり込み要素の完了にかかった時間であり、クリア時間ではないことには注意。(操作キャラはマリオでオンラインによる救済の利用無し)
クリアだけなら10時間くらいで終わるんじゃないかな?
ぼくより上手い人だったらもっと早く終わるだろうし、ゲームが苦手な人だったらもっとかかるとは思うが、個人的には丁度良い塩梅だと思う。
参考までに、ぼくの実力を簡単に示すと、1コースあたり平均で1回ミスるくらいだったと思う。
難易度について
難易度はそこまで高くない。初心者にもおすすめ出来るんじゃないかな。
それぞれのコースには難易度が星1から星5の5段階で表示されていて、コースによってはクリアしなくても先に進めるので、高めの難易度の時は無理に挑戦せず、後回しに出来るようになっている。
まぁラスボスのコースの難易度は星4なので、初心者にはちょっと苦戦するかもしれないが……。
なお、初心者への救済はしっかりしており、操作キャラクターを「ヨッシー」や「トッテン」にすれば、敵からのダメージでミス扱いにならないので、初心者も安心できる。特に、「ヨッシー」は踏ん張りジャンプが出来るため、他キャラよりも高く飛ぶことが出来る。
更に、2Dマリオ初の試みである、”バッジ”を付けることで、キャラクターの操作やコースに変化を付けることが出来るのだが、そのうちの一つに、落下によるミスを1回だけ防いでくれるものも存在する。
そのため、「ヨッシー」を操作しながら、落下防止のバッジを付ければ、初心者でも簡単にクリア出来るよに作られている。
※まぁぼくはその両方を使わなかったから詳しいことは知らないんだけど……
ちなみに、星5、つまり最高難易度のコースは、隠しゴールから行くことのできるスペシャルワールドに集約されているので、やり込んだ人のみ挑戦することになっている。
実際、ぼくが苦戦したなぁと感じたコースは3つあったが、どれもスペシャルワールドにあるコースだった。
まぁ最も難しいコースって自分でバッジを選べないコースだから救済が使えないんだけどね
マルチプレイについて
残念ながら、ぼくはマルチプレイを利用しなかったのでよくわからない……。
「スーパーマリオブラザーズ・ワンダー」をプレイしていたときは、オフライン環境に居た時間が長かったし、オフラインで一緒にプレイする人もいなかったからだ。
一応、公式の紹介や、X(旧Twitter)で見る限りでは、ミスした人を助けることが出来るため、緩く繋がって遊ぶことが出来るらしい。
実際、他人を助けることに楽しさを見出している人もいたので、熟練者でもマルチプレイを楽しく遊べるかもしれない。
また、先に述べたように、初心者への救済措置が豊富なので、ゲームが苦手な人と一緒にプレイするのにも安心である。
おしゃべりフラワーについて
今作の目玉とも言える、「おしゃべりフラワー」。
ほぼ全てのコースに存在し、なんか色々としゃべってくる。
コースのヒントや、プレイヤーの行動へのリアクション、迫真の悲鳴、超どうでもいいこと(「野菜も食べるんだよ」「クリボーって美味しいのかな」)など、話す内容は多岐にわたる。
そのため、「おしゃべりフラワー」が居たらとりあえず何を話すのか聞きに行こう、と思わせる力があり、実際にそのおかげで仕掛けに気付いたり、楽しい気分になったりした。
地味ながらも、こいつがコースに彩りを加えていると言っても過言では無い。超大事な、新要素である。
やり込み要素について
本作のやり込み要素は以下の通り。それぞれ達成すると、「達成の印」を貰える。
- ゲームをクリアしてエンディングを見る
- すべてのコースのゴールポールのてっぺんでクリア
- すべてのワンダーシードを集める
- すべての10フラワーコインを集める
- すべてのバッジを集める
- すべてのパネルを集める
どれも特に難しくはない。2~4に関しては、全て達成したコースにはチェックマークがつくため、チェックマークの付いていないコースを中心に回っていけばすぐに達成できるだろう。
また、1~4の項目を達成することで、最後のコースが解放される。このコースがこのゲームで最も難しいコースとなるので、このコースのクリアが最後のやりこみになるだろう。ぼくは最後のコースのクリアに2時間くらいかかった。
まとめ
久しぶりの2D横スクロールアクションのマリオのゲームながら、マンネリ気味だった部分を解消し、新要素ワンダーによって、新しい体験を提供しつつ、初心者への救済も、超高難易度コースも用意、と至れり尽くせりのゲームだった。多くの人におすすめ出来る。
まだプレイしていないのなら、ぜひプレイすることをお勧めする。
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