本日10/10、遊戯王マスターデュエルの新パックの販売された。
ついに”クシャトリラ”のエースモンスターである「クシャトリラ・アライズハート」の登場や、現在OCGの方で環境トップデッキとなっている“R-ACE“の実装、「スプライト・エルフ」を禁止カード化させた最後の要因である”リチュア”の強化、そして汎用サーチカードの「三戦の号」が登場する、と予告されていたため、予告の時点で注目度が高かった。
そしてその中身は……。
予告になかった超強い通常罠である「魔砲戦機ダルマ・カルマ」がいる……。
「魔砲戦機ダルマ・カルマ」は、遊戯王OCGの「WORLD PREMIERE PACK 2023」で登場した海外先行カードだ。同パックの販売日は9/23なので、OCGで登場してから2週間ちょっとしか経っていない。(ちなみに海外だと去年の10/21に登場している)
このカードは、フリーチェーンで発動でき、フィールドのモンスターを全て裏側表示に出来るため、シンクロ、エクシーズ、リンク召喚への妨害として機能する。それだけでなく、裏側表示にならなかったモンスター、つまりリンクモンスターと効果を受けないモンスターを墓地へ送る効果も内蔵している。
後半の効果はプレイヤーに課される効果なため、”このカードはカードの効果を受けない”と書かれているような完全耐性モンスターであろうとも強制的に除去が可能だ。
これは、現環境で猛威を振るっている”ピュアリィ”のエースモンスターで相手の発動した効果を受けない「エクスピュアリィ・ノアール」も例外ではなく、このカードの効果を通してしまった瞬間にノアールの除去が確定する。
その他にも、”クシャトリラ”によって使用不能になったゾーンも、「クシャトリラ・シャングリラ」を裏側表示にすることでリセットさせることができるため、現環境だと最強の通常罠、と言って申し分ないだろう。
そして、このカードを最もうまく使えるデッキは……。
“ラビュリンス”だ。
“ラビュリンス”は通常罠を駆使して戦うテーマであり、現在のマスターデュエルでも”ピュアリィ”に対して「次元障壁」1枚で対処出来ることもあって環境トップデッキである。(先攻で「次元障壁」構えられればほぼ勝ちなのと、後攻でも「次元障壁」を発動さえ出来れば「エクスピュアリィ・ノアール」の効果を無効化出来るため)
一方で、同様に罠を用いて戦う「蟲惑魔」は、デッキの中核を担う「セラの蟲惑魔」がリンクモンスターなこともあり、少々扱いにくいと思われる。
なお、ここまで強い部分のみ紹介してきたが、「魔砲戦機ダルマ・カルマ」の効果は前半の「裏側守備表示にする」部分が適用されないと後半のプレイヤーに墓地送りを課す効果は処理されない。そのため、相手フィールドのモンスターが「エクスピュアリィ・ノアール」のみの場合、こちらのモンスターを全てバウンスされてしまうと、ノアールを処理できなくなってしまう。”ラビュリンス”を使う際などは、「魔砲戦機ダルマ・カルマ」にチェーンして「ウェルカム・ラビュリンス」などでモンスターを出すプレイングが必要になるだろう。
だいぶ話が逸れたが、思わぬカードが実装されたことで、また一つ”ラビュリンス”が強化された。今月のランクマッチは”クシャトリラ”を使おうかな、と思っていたが、”ラビュリンス”を使うのも良いかもしれない。
なお、「魔砲戦機ダルマ・カルマ」以外にも、「台貫計量」という罠も、”ラビュリンス”と相性の良い新カードだ。
こちらは「魔砲戦機ダルマ・カルマ」の居る現在は採用される機会は減りそうだが、「魔砲戦機ダルマ・カルマ」同様のプレイヤーに墓地送りを強制する効果を持つ。「白銀の城のラビュリンス」の効果を通すという意味では「魔砲戦機ダルマ・カルマ」よりも使いやすいカードかもしれない。また、トークンは墓地へ送ることが出来ないことを利用して、「原始生命態ニビル」と組み合わせて妨害しても良いかも。
そんな新パックだが、狙うURは……。
「クシャトリラ・アライズハート」2~3枚
「六世壊他化自在天」3枚
「六世壊=パライゾス」1枚
「三戦の号」1~3枚
「魔砲戦機ダルマ・カルマ」1~3枚
あたりだろうか。“R-ACE“は現状だとパワーが足りないので、積極的には狙いに行く必要が無いかな、と思っている。”リチュア”も楽しそうだが、”クシャトリラ”の方を優先したいので、当たったら組んでもいいかな~程度に思っておく。
持っているジェムを全て使えば10連9回分なので、その分回した結果は……。
こんな感じ。10連9回でUR16枚。微妙~。特に”クシャトリラ”カードがあまり出なかったのが悲しい……。
しかも、16枚の内”リチュア”でも採用の少ない「イビリチュア・ジールギガス」が3枚、「三戦の号」が4枚も来てしまった……。だいぶ偏ったな……。
「イビリチュア・ネーレイマナス」が2枚来たのはうれしいが、”リチュア”で3積みされるURの「儀水鏡の集光」が0枚なのが悲しい……。「イビリチュア・ジールギガス」と「儀水鏡の集光」が逆だったら”リチュア”組んでたな。
あと、「魔砲戦機ダルマ・カルマ」も0枚だった。これは環境に応じて枚数が前後するカードなので、最悪1枚生成すれば働くカードではあるが……。
総じて、狙いからかなり外れた残念な結果になった。
なので、持っていたUR資産を売却しまくって”クシャトリラ”デッキを組むことに。
とりあえず組んだのはこんな感じ。「クシャトリラ・アライズハート」はやっぱり3枚必要かもしれないなって使っていて思ったので、エクストラデッキは調整が必要だと思う。
「レッドリブート」は”ラビュリンス”へのメタとして入れた。元々遭遇傾向が高まっていた”ラビュリンス”だったが、「魔砲戦機ダルマ・カルマ」の追加で更に増加することが予想されたので、流石に対策しないと不味いなと感じたため、今回生成するに至った。先月から「レッドリブート」入れてる人はそこそこいたし、更に「レッドリブート」が増えて、罠への信頼度が減る環境になるかもしれない。
ついでに”ピュアリィ”デッキの方にもレッドリブートは入れておいた。が、デッキ枚数が42枚になってしまったので悩み中だ。
「三戦の号」は、”ピュアリィ”だと2ドローに化けたり、相手の「クシャトリラ・アライズハート」をパクれる「三戦の才」や、無理やりノアールを出す「ピュアリィープ!?」、余った時は「無限泡影」のサーチと、使い道は多いので入れてみた。使い勝手によっては増やすかもしれないが……。正直今でもデッキスペースがカツカツなので、どうしようか悩んでいる。
そろそろデュエリストカップの開催も近いと言われているので、ランクマッチで”クシャトリラ”や”ピュアリィ”の使用感と環境の様子を見て、デッキを洗練していこうと思う。
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