[遊戯王]2024年7月OCGリミットレギュレーション公開!

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6月23日の今日、遊戯王OCGのリミットレギュレーションが公開された。

ぼくはOCGはやっていないが、マスターデュエルよりも先行しているOCGは今後の規制の参考になるので、リミットレギュレーションは毎回追うようにしている。

その内容は……。(緩和を青字で表示しているぞ!)

【新禁止カード】

  • カタパルト・タートル
  • カイザーコロシアム

【新制限カード】

  • Emエンタメイジヒグルミ
  • マジェスペクター・ユニコーン
  • 永遠えいえん淑女しゅくじょ ベアトリーチェ
  • エスピーリトルナイト
  • スネークアイ・エクセル
  • No.ナンバーズ40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス
  • 盃満さかずきみちる燦幻荘さんげんそう
  • サモンリミッター

【新準制限カード】

  • 焔征竜えんせいりゅう-ブラスター
  • 巌征竜がんせいりゅう-レドックス
  • 瀑征竜ばくせいりゅう-タイダル
  • 嵐征竜らんせいりゅう-テンペスト
  • SPYRALスパイラル-ジーニアス
  • 篝火かがりび

【新無制限カード】

  • グローアップ・バルブ
  • 星杯せいはい神子みこイヴ
  • 超雷龍ちょうらいりゅう-サンダー・ドラゴン
  • 捕食植物プレデター・プランツオフリス・スコーピオ
  • とき封印ふういん

となり、21枚もの変化となった。めっちゃ多いな!?

禁止カードから見ていこう。

「カタパルト・タートル」は……”タキオン”の新カードによって容易に先攻ワンキルが出来るようになった影響だろう。今の遊戯王OCGでは”ギミックパペット”も先攻ワンキルしてくるデッキになっているらしいので、「カタパルト・タートル」も許されるのかな?と思ったのだが、そんなことは無かったらしい。

マスターデュエルでも、”ホルス”が「氷結界ひょうけっかい」と共にデッキに突っ込んで、「No.ナンバーズ97 龍影神りゅうえいしんドラッグラビオン」「No.ナンバーズ100 ヌメロン・ドラゴン」を出してワンキルする人も居たのでまぁ禁止になるのも仕方ないのかもしれない。

次。「カイザーコロシアム」。

あまりにも強い制圧能力を持った永続魔法。先攻で使っても強いし、後攻でも貼るだけで「アイピーマスカレーナ」や”炎王えんおう“の妨害も無力化出来るため、マスターデュエルでもモンスターを展開しないデッキでは多く採用されているカードだ。”閃刀姫せんとうき“とか。

ちなみにマスターデュエルでは制限カード。今回のOCGで準制限カード→禁止カードになることを考えると、規制の強さが逆転したことになる。

……Yu-Gi-Oh! World Championship 2024 予選で2回当たった”閃刀姫せんとうき“、両方とも「カイザーコロシアム」を素引きしていたな……片方は突破出来ずに負けちゃったし……。

次に制限カード。

緩和されたのは2枚のペンデュラムモンスター。内「Emエンタメイジヒグルミ」はエラッタされてモンスター効果にターン1が付くようになっているが、「マジェスペクター・ユニコーン」は特にエラッタはされていない。

この「マジェスペクター・ユニコーン」、OCGをやったことが無いので対峙したことは無いが、どう見ても「D-HEROデステニーヒーロー デストロイフェニックスガイ」「エスピーリトルナイト」を超える妨害性能を持っているんだが……。

デスフェニ、リトルナイト同様、自身を場から退場させつつ相手のモンスターを飛ばす効果を持っているのだが……ペンデュラムモンスターであること、手札に戻ることが問題だ。

デスフェニは戦闘破壊しても復活してくるが……「墓穴はかあな指名者しめいしゃ」など、墓地を触ることが出来れば、復活を阻止できる。墓地は比較的触る手段が多く、先ほどの墓穴を含め、エクストラデッキでは「暗影あんえい闇霊使やみれいつかいダルク」や「相剣大公そうけんたいこう承影ショウエイ」「エスピーリトルナイト」、手札誘発では「ディー.ディー.クロウ」などが該当し、意外と対処はしやすい。

エスピーリトルナイト」は除外なので復活を阻止するのは難しいが……こっちは完全なフリーチェーンではないせいで、戦闘破壊による突破がしやすい、という対処のしやすさがある。同様に効果の無効化も有効だ。戦闘破壊すれば復活することは無いので、逃げられる前に戦闘で倒してしまえばよい。

しかし、「マジェスペクター・ユニコーン」は手札に戻る。現代の遊戯王でも、相手の手札の特定のカードを触る手段はあまりない。ピーピングハンデスできる「マインドクラッシュ」とかの一部罠くらいかな?ランダムだと「氷結界ひょうけっかいりゅう トリシューラ」なども該当するが、確実性には欠けてしまう。

極めつけは、相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない効果。このせいで除去には非常に苦労する。しかもペンデュラムモンスターなせいで、もし効果を無効化出来て戦闘破壊出来ても、エクストラデッキに戻ってしまうので、また蘇ってしまう。

ただ、自前で復活する効果は持ち合わせていないので、ペンデュラム召喚出来ない状況に持ち込めば復活を阻止できる。まぁそんなことをペンデュラムデッキ相手に出来るのであれば多分そのまま勝てるんだろうけど……。

デスフェニ、リトルナイトと違ってデッキを選ぶカードではあるので、そんなに暴れないかもしれないが……結構恐ろしいカードが帰ってくるな……。

というかマスターデュエルだと両方ともSRスーパーレアなんだ。手に入りやすくて良いね。

次。「永遠えいえん淑女しゅくじょ ベアトリーチェ」は相手ターンも使える「おろかな埋葬まいそう」を内蔵したランク6モンスター。ランク6の出しにくさから許されていたカードだったが……OCGでは”デモンスミス”が登場したお陰で、ランク6が非常に出しやすいらしい。制限どころか、禁止カードになってもおかしくカードだと思っている。今回はギリギリ耐えたって感じなんだろうか?

次。「エスピーリトルナイト」。前回で準制限カードになったが、やはり制限カードにするための布石だったらしい。1枚採用がほとんどだと思われるので、禁止カードにならない限りは影響は少ないと思う。

次。「スネークアイ・エクセル」。マスターデュエル同様の制限カードとなった。”スネークアイ”はOCGでも未だに環境トップデッキらしいので、まぁ妥当なんじゃないだろうか?とはいえマスターデュエルで制限カードになったからと言って、環境トップデッキで無くなったわけではないので、今後禁止カードになる可能性もあるが……。

次。「No.ナンバーズ40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス」「盃満さかずきみちる燦幻荘さんげんそう」。正直OCGの新カードは詳しくないのだが……環境で暴れている”ギミックパペット”や”天盃龍てんぱいりゅう“の弱体化のためだろう。というかヘブンズ・ストリングスが規制されるなんて、ちょっと前なら考えられなかったな……。

次。「サモンリミッター」。現在マスターデュエルでも”ホルス”に搭載され、他の展開デッキを苦しめているカードだ。マスターデュエルでも規制されるんじゃないかな?と思っているが……このタイミングでOCGで規制されるとは。マスターデュエルの新リミットが発表されたらサモリミも危ないかもしれない。

次は準制限カード。親”征竜せいりゅう“4体と、「SPYRALスパイラル-ジーニアス」。こいつらは全員、マスターデュエルで無制限カードである。征竜せいりゅう“も”SPYRALスパイラル“もマスターデュエルで緩和後、特に暴れなかったので、緩和しても問題無い、と判断されたのだろうか?

そういえば、マスターデュエルで先攻緩和されている”十二獣じゅうにしし“の「十二獣じゅうにししドランシア」「十二獣じゅうにしし会局かいきょく」の2枚。こいつら、マスターデュエルでは両方無制限カードなのに、OCGでは未だに禁止、制限カードだ。いつになったら緩和するんだろうか……?

でもって「篝火かがりび」。まぁこいつは規制されるわな……。

増援ぞうえん」が制限カードなことを考えると、よく今まで無制限カードで居られたな、という感じだ。

“スネークアイ”が暴れている現状、規制されるのは免れないだろう。

これで、OCGでの”スネークアイ”への規制は、マスターデュエルを上回ったことになる。

……まぁそれでも全然環境トップデッキだろうけど。

最後。無制限カードに緩和された5枚のカードたち。

結構面白いな。「捕食植物プレデター・プランツオフリス・スコーピオ」はマスターデュエルでも無制限カードだが、他は規制されたままだ。

「グローアップ・バルブ」は……手札コスト不要な事故蘇生可能なレベル1チューナーで、地属性であるため、「ナチュル・ビースト」のシンクロ素材に使える、という強みがある。まぁ「レボリューション・シンクロン」も同様なので、今更かな?あっちはレベル7以上のシンクロモンスターを必要とするけど。

マスターデュエルだと”ティアラメンツ”への規制が緩めなせいで、「グローアップ・バルブ」の復帰は怪しそうだが……?どうなるかな。

星杯せいはい神子みこイヴ」は超優秀なレベル5のシンクロチューナー。デッキに”星遺物せいいぶつ“、”星杯せいはい“カードを出張採用しなければ真価を発揮しないが……。更に墓地肥やし能力まで持って、高性能な「源竜星げんりゅうせい-ボウテンコウ」が許されているので、緩和しても問題無いとは思っていた。マスターデュエルでも緩和されるのが楽しみなカードだ。

超雷龍ちょうらいりゅう-サンダー・ドラゴン」はよく「ルイ・キューピット」、「ネメシス・コリドー」と共に張採用されている強力な制圧効果を持っているリンク1融合モンスターだが……。複数採用は”サンダー・ドラゴン”くらいしかない。”サンダー・ドラゴン”が環境で活躍していない現状、緩和しても問題無いと判断されたのではないだろうか?

とき封印ふういん」は「八汰烏ヤタガラス」同様のターンスキップ出来るカードだが……罠カードかつ、スキップするのは次の相手ドローフェイズなので、発動しても効果を発揮するのは、次の相手ターン後になる。「トランザクション・ロールバック」などを使えば話は変わってくるが……。そこまでするならもっと強い妨害を使った方が良いと思うので、緩和してしまって問題無いだろう。マスターデュエルでもそろそろ緩和されるかもしれない。


こんな感じかな?

結構マスターデュエルに通じる部分があって興味深いリミットレギュレーションだったな。

ちょうどマスターデュエルで苦しめられた「カタパルト・タートル」「カイザーコロシアム」「サモンリミッター」が規制されるのは結構タイムリーだなと感じた。

「マジェスペクター・ユニコーン」などの緩和されて怖いカードもあるが、「グローアップ・バルブ」「星杯せいはい神子みこイヴ」などの楽しみなカードもあるので、マスターデュエルでの緩和も楽しみだ。

終わり!

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